文化・言語・年齢・能力といった差異によらず利用できる、施設・製品・情報の設計(デザイン)を指します。
対象を高齢者や障がい者に限定せず「できるだけ多くの人が利用可能」であることを基本としています。
公共サインでは日本語と英語の併記を基本とし、必要に応じてその他の言語を表記します。
その他の言語は、訪れる人の言語・文化の違いによる行動特性、地域の外国人観光客誘致に係る施策、交通手段の状況などを考慮して決定します。
国際・経済事情により、将来来訪者の傾向が変わる可能性もあるため、その他の言語の表記は最小限にとどめます。(※01)
多言語表記は、施設名や誘導情報の訳語が統一されていないと、訪日外国人が迷う原因になってしまうため、可能な限り地域や各施設間で統一し、情報の連続性を確保する必要があります。

固有名詞はヘボン式ローマ字を用い、普通名詞は英語に翻訳表記します。
普通名詞を含む固有名詞においては、普通名詞部分以外の表音をローマ字で表記し、普通名詞部分を英語で表記するなど、『観光立国実現に向けた多言語対応の改善・強化のためのガイドライン』に則った翻訳・表記の統一をおこないます。

「やさしい日本語」とは、難しい言葉や長い構文を避け、漢字にふりがなをふって、日本語に不慣れな人にでも伝わるように書かれた日本語です。
日本在住の外国人や小さな子どもにとっては、日本語が「堪能ではないけれど一番理解できる言語」となります。
不自然な日本語に感じることもありますが、防災情報や注意の呼びかけを検討するうえで、とても重要な考え方になります。

遺伝子の特性の違いや、緑内障・白内障等で一部の色の組み合わせを区別しにくい人がいます。配色する上で、どの色覚をもった人にも伝わるような配慮が必要になります。
なるべく多くの人が見分けやすく、色分けによって情報伝達しやすい「カラーユニバーサルデザイン」の考え方も普及してきています。(※02)
一般色覚の見え方
P型色覚
D型色覚
破線やハッチングを用いる、縁取りをつけて色の境目をわかりやすくする、線の太さや書体を変えるなど、色の違いに頼らなくてもわかるような工夫が重要です。
また、示した色を何色と呼ぶか(何色に見えるか)は個人によって異なります。文章中では「赤いルートをたどると〜」など色名だけで対象を示さずに位置や形で説明することも、あわせて推奨されています。(※02)

☎ お急ぎならお電話がおススメです
平日 8:30-17:00
(サインディレクターズ)

全国4拠点の営業所へ直接お問合せください
=休業日
土曜・日曜・祝日・GW休暇・夏季休暇・冬季休暇(年末年始)
アボック社は(一社)日本公園施設業協会の審査を経て「公園施設/遊具の安全に関する規準JPFA-SP-S:2024 」に準拠した安全な公園施設の設計・製造・販売・施工・点検・修繕を行う企業として認定されています。
© 2000- Aboc Co., Ltd.